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ホリデイ(2006年) [洋画]

監督:ナンシー・メイヤーズ
出演:キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック

 飛行機の中で見たものを巻き戻して記録。4月20日だったかと。

 月並みだが、良くも悪くも王道を行っている映画ということか。自分の気持ちに正直になるということ、人に振り回されず自分の道を行くということ、そこには必ず同志がいるということか。そのへんはやっぱりアメリカ映画的なにおいがぷんぷんするけれども、それが大事なのではないか。思い切り生きて、思い切りぶつかって、そこから何かを見出して、かつ、世の中がよくなっていくということではないかと。----日本では、最近でもよく日本経済の「復活」というような言い方がされるけれども、そこには、かつては完成された世界があり、そこに「戻る」という暗示がある。どこかに予定調和的な完璧な世界があるという発想になっているが、それでいいのだろうか。

 いずれにせよ、気持ちよく見られる映画。

 出演も、昨今そろえられる役者で最高のものを並べたというところだと思う。そして、それぞれがいい持ち味を出している。ジュード・ロウは映画で見るのは初めてだったが、写真より動かしてしゃべらせたほうがよいね。動いたほうが静止画よりもかっこよくて、また、声が写真から想像されるよりも低音で、ブリティッシュアクセントがよくはまっていた(あたりまえだが)。ジャック・ブラックはこれからどうなっていくかが楽しみ。

 アメリカ西海岸的ギンギラギン生活と、イギリスの郊外での質素な生活(しかも冬)が対比的になっている。製作者の意図とは関係ないだろうが、ジュードロウとイギリス生活というのがどうも懐かしい感じがした(わびさびな感じ)。これに対して、西海岸的陽気さには、心温まる挿話もちゃんと入っているのだが、少々うっとうしい感じ。上に述べた「思いっきり生きて・・・」というのとは若干矛盾するような気もしないでもないが。その辺は、またあとで。

(2007年8月26日)
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