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憑神(2007年) [邦画]

監督:降旗 康男
原作:浅田 次郎
出演:妻夫木 聡、西田 敏行、赤井 英和、香川 照之、森迫 永依

「つきがみ」と読む。これまた7月13日の飛行機。

 主題はずばり生きることの意義だ。妻夫木演じる若い武士が、死を受け入れながら、生きることの意味を探す。そして生きていることの意味を見つけたといって死んでいくんだな。死を眼前につきつけられて初めて生きることの意義がわかるということだろう。

 ただねえ・・・、どうもしっくりこなかった。のっけのところは溝口健二監督の「雨月物語」を思わせ、また、西田敏行や香川照之ががんばっていて(香川さんは最後まで出てきます)、さあどうなるかどうなるかと期待して観たのだけど、「え、これで終わり?」という感じ。最初に期待感が高まっただけに、最後のがっかり感はかなりのもの。死神というコンセプトはいいのだが、うまくこなし切れていない感じ。本来の力が出し切れませんでしたねえ、といったところだ。

 ラストに原作者の浅田次郎が出てきたがまったく意味不明。いらなかったと思うけどなあ。彼のキャラクタもあいまって・・、ちょっとねえ。

(2007年8月30日)
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